03 | 2024/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |
目に見える真実は
いつも残酷で
貴女との想い出は
一夜の幻
夜毎見る夢は
優しさに溢れ
現実を曝し出す
たった一言でも
口にしてしまえば
それがリアルで
何も言えずに夢を見る
刹那の刻(とき)さえ
貴女との記憶
抱きしめた温もりは
涙を誘(いざな)い
渇いた僕に手を差し伸べる
貴女との日々が
消えてしまわぬように
繋ぎ止めていたい
どんな痛みでも
僕は耐えるから
どんな代償でも
僕が払うから
永久(とわ)に貴女と・・・
この世界が終わったら
貴女と共に此処を出よう
黎明の時は遠く近く
僕らの背中を押して逝く
最後の時こそ
貴女の為に
地獄の業火で死にたもう
消える未来の鎮魂歌
流れる涙は地へ堕ちて
今此処に在りし力さえ
貴女に捧ぐ奉り物
この世の全てに溺惑し
貴女の全てに酔いしれる
癒えない傷など此処にはない
どうでもいい世界の日常
輝く刻(とき)は一瞬で
昏い夢へと消えていく
大切なのは自分の日常
色褪せていく時間の中を
ひたすら足掻いて進み逝く
必要ないのは他人の日常
小さく光る灯火と共に
世界の一部と化している
日々はいつも正しくて
己の罪を洗い出す
日常はいつも幻と共に
遠く近い処から溢れ出す
何れ壊れる幻影ならば
世界と共に
消え逝かん