06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
夏の陽が
遠く僕らを呼んでいる
長い 永い 未来の記憶
僕の隣は君の特等席
天(そら)から白い雫が降り注ぐ
真夏の前の雨の月
そっと手を取り寄り添った
あの日を君は覚えているだろうか
もし あの日の君に言えるなら
もし あの日の君と逢えたなら
伝えたい想いがあります
伝えたい言葉がありました
水玉模様の傘を差して
2人で歩いた四片(よひら)の並木
言葉よりずっと大切なもの
上手く伝える術は知らないけれど
僕の中に確かにあった
答えなんて要らないから
今は少しだけ聞いて欲しい
僕の心
君への想い
僕は君が好きでした
そして 今も・・・
過去にはもう戻れないけれど
もう一度逢いましょう
あの日のように
四片の咲き綻ぶ雨の季節に
桜咲く
舞い散る夜更けの星空に
夢見る僕らの小さな種子
ひらりひらりと旅に出た
玉椿
咲き誇る春の風吹く日
永き時を見た
仙人たちの宴
黄昏見ゆる夕紅葉
輝く陽光背に受けて
月の灯に目を向ける
赤く煌めく真の紅(あか)
雪の花も深々と
暗い世界を染めてゆく
冷たい中でも感じてる
人と人との暖かさ
彼岸に開く幽霊花
陰で静かに咲き乱れる
此処を去り逝く彼の人に
そっと手向けの死に花を
幸せ
君は今幸せですか?
僕は孤独で淋しくて
君と共に生きられない今は
不幸せ
2人で生きてたあの頃は
世界の全てが色付いて
美しい物全部に恋をした
煌めく陽光
触れるのは優しい風
君と一緒なら
怖いものなどなにもなかった
別れの刻が怖いのは
独りになることが恐いから
孤独の淋しさを知っているから
君は今幸せですか?
それだけが気がかりです
君の為なら僕はどんな事でもするから
独りになっても平気だから
君の幸せを護りたいです
時を紡ぐ僕の恋は
君の為の
幸せでありたい・・・
春 君の心に花が咲く
色褪せた写真の僕は
哀しく笑い
時を止める
君に触れるその場所に
暖かな光と優しい風
心を癒すその言葉
僕はずっと甘えてた
喩え世界が終わろうとして
太陽に見放されたとしても
君の瞳のその輝きが
僕の歩く導(しるべ)となる
桜舞い散る明日なら
僕は泣かずに見守ろう
君と言う名の僕の運命(さだめ)
枯れた涙で覗く未来は
永久なる光に彩られん
別れは出逢いと紙一重
君の信じる道ならば
僕はその背を見送ろう
どんなに人の世が醜くても
君の灯火(あかり)は絶対だから
気高き心で明日を見て
僕に手向けるその笑顔
忘れられないあの日の記憶
抱き寄せた矮躯は小いけれど
きっと君なら大丈夫さ
羽ばたいて
そして未来へ
いつかまた君に出逢えたら
今度は僕が微笑(わら)うから